『わたし、定時で帰ります』で結衣が口にしたインパール作戦とは?

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『わたし、定時で帰ります』では、インパール作戦というキャッチーな単語が登場します。

吉高由里子が結衣役を演じるドラマ版では、このインパール作戦という単語がどう扱われるかは不明ですが、

いずれにせよ、インパール作戦という言葉に耳慣れない方もいると思いますので、ここで簡単に説明しておきます。

インパール作戦とは、ズバリ

無謀な作戦

のことです。

インパール作戦とは?

そもそもインパール作戦とは?

インパール作戦について、そんなの聞いたこともないという方へ、(特に若い世代では多いのではないかと思いますので)まずインパール作戦の一般的な定義について説明しておきます。

昭和19年、日本軍が敵の連合軍の拠点インパールを攻略するために決行された作戦で、動員された10万人の兵士のうち実に3万人もが命を落とした。

https://book.asahi.com/article/11617184

つまり、明らかに兵の数が足りていない(=勝ち目がない)のに決行された作戦が、後にインパール作戦と呼ばれるようになったわけです。

ちなみに、インパールとはインド北東部のマニプル州の州都であり、かつてはマニプル王国の首都だった地域です。

 

インパール作戦を一言で説明すると、

無謀な作戦、です。

資金力や人員からいって誰の目からしても結果が出ないことが明らかなのに、根性で乗り切れ!に等しいスローガンをもとに決行されることをインパール作戦と表現されることが多いです。

例えば、あなたが不動産会社で勤務している場合、

突如出現した曲者上司の口から

おいお前たち、これから一人あたり一日2件売買の成約を取り付けてこい、そうすればうちの会社は黒字になる計算だ。根性だせばできるはず、できないやつはクビだ!

といった内容の支持が出されれば

結衣のように、

…インパール作戦」みたいじゃないか。人の命をなんだと思ってるんだ!

と、毒づきたくなるでしょう。

(少々、極端な例で申し訳ないが)

なお、インパール作戦の詳細について興味がある方は、

インパール作戦の悲劇

こちらの動画をご覧頂ければ、インパール作戦がいかに無茶だったかがわかると思います。

歴史に興味がある方は是非。

結衣がインパール作戦を口にした理由

結衣がインパール作戦を口にした理由は、上記の通り、インパール作戦の意味からすれば用意に理解できると思います。

上司から予算に見合わないどう考えても無謀といえるプロジェクトを突きつけられ、

…インパール作戦」みたいじゃないか。人の命をなんだと思ってるんだ!

となるわけです。

ドラマ版でこの「インパール作戦」という単語が使われるかは否かは不明だが(大人の事情により省かれるかも…)、少なくとも小説においては、物語に欠かせない重要な単語であることは留意しておく必要があります。

朱野帰子がインパール作戦を持ち出した意図

『わたし、定時で帰ります』の原作者である朱野帰子(あけの・かえるこ)によると、物語のなかでインパール作戦という単語を使用したのは原作者の強い想いからであり、適当に思いついたのではない。

朱野帰子はインタビューの中で、インパール作戦について次のようにコメントしている。

今から25年ほど前にNHKが制作したドキュメンタリー番組の再放送をたまたま見た朱野さんは、この歴史に残る悲惨な出来事を物語に使おうと決める。「誰もがおかしい、無理だと思うことを、死ぬ気でやればできるという精神論で押し通した結果、失敗を招いた『組織論』として検証していたんです。組織や働き方は何も変わってないということが興味深かった」

https://book.asahi.com/article/11617184

このように、インパール作戦という単語には朱野帰子の強い気持ちが込められていることは明白であり、ドラマ化に当たっては是非盛り込んでほしいと私は期待している。

なんか流行りそうだし、

会社勤めをしていれば、こんなのインパール作戦だよ!と叫びたくなることは何度もあるし。

もしかしたら、流行語大賞の候補になるかも。

あと、どうでもいいけど、帰子(かえるこ)って…なんでこんなネーミングになったんだろう。

まとめ

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さて、簡単ではありましたが、インパール作戦についてご紹介させて頂きました。

明日から、上司に無茶な仕事を振られたら

インパール作戦だよっ!

と、心の中で毒づきましょう。

でもね、決してインパール作戦を擁護するわけではないですが、

少ない人員でやろうとするからこそ仕事の効率が逆に上がるというのも事実。あえて少ない人員でやってみることで無駄な作業を省けるという側面もあるので。

このあたり難しいです。

『わたし、定時で帰ります』はいろいろ考えさせられることの多い小説です。ドラマ化されてもおそらく多くの人が悩み考えることになるでしょう。

ほんと、吉高由里子が結衣をどう演じてくれるのか楽しみです。

吉高由里子から

インパール作戦じゃないか!

というセリフが聞けることを期待します。

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